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本家「東方神起~Red Ocean of eternity~

第1章 9

このお話はフィクションです。
5人時代も好きですが、批判的に取られる可能性があります。
それでも読んでいただける方のみ、下記へお進みください。


僕はもう、何も答えはないような気がしていた。

どうやったら、5人でいられる?

どうやったら、東方神起を守れる?


そして一番わからなくなってしまったこと。




ねぇ、ユノヒョン。

東方神起って、一体何なの?






5人でいられる方法を探していると言いながら、現実はそれとは真逆に進んでいるようだった。

訴訟問題が浮上し、僕たちの意見が分かれていることが表面化し、そんな中で5人一緒の仕事なんてあるわけがなかった。

ユノヒョンは一人ドラマの撮影に入り、3人のヒョンのうち2人のユニット活動が開始した。

5人でみんなの前に出られるのは、こうなる前から決まっていた海外でのライブが1本。
あとは年末に日本でノミネートされてる賞や歌番組。

けれど韓国での仕事は一つもなかった。





「ユノヒョン、おかえりなさい」
「おー、ただいまー」

宿舎は、実質二人だけの状態が続いていた。

そして一人韓国で活動しているユノヒョンだけが、矢面に立っているような状態だった。

僕は、表立って活動することはなかった。
でもユノヒョンは、今はそれでいいと言っていた。

必ず終わらせるからって。

バラバラになっても、ユノヒョンはやっぱりリーダーだった。



「チャンミン、なんか食った?」
「お腹すかなくて」
「だと思って弁当持って帰って来たんだ。一緒に食おうぜ」
「食べてこなかったの?」
「食べる暇なかったんだよ。どうせならチャンミンと一緒に食べようと思ってさ」

忙しかったのは嘘じゃないだろうけど、食べようと思えばそれくらいできたはずなのに。

ユノヒョンは出先でもいつも僕のことを考えてくれてる。

だったら、3人のヒョンたちのことも考えてるのかな。
考えても何もできないだろうけど。
それでもやっぱり、考えてるんだろうな。

そんな時だった。


玄関からガチャっと音がして、ドアが開いた気配の後に足音がした。

「ごめん、荷物取りに来た」

微妙に視線を外して、大好きだったはずのヒョンが入ってきた。

ついこの間まで僕たちの夜食を作ってくれた、お母さんみたいな人。

ユノヒョンが大好きで、いつも一緒にいたのに。

「なんでごめんなんだよ。自分ちだろ?」

そんなユノヒョンの言葉にも、顔を上げずに黙って聞いているだけ。

きっと苛立ってるんだ。
ユノヒョンが、自分よりも事務所を選んだことに。

絶対二人は離れないって、誰もが信じて疑わなかっただろう。

きっとこの人自身も。

それほど寄り添って、支え合っていたはずだった。

これは裏切りなのかな。
だとしたら、裏切ったのはどっち?




そして。

続いて入ってきたもう一人のヒョンが、いつもと変わらない優しい笑顔で僕に言った。

「チャンミン、元気か?」
「…うん」
「そっか」

この人も大好きだった。
僕はこの人に、一番素直に甘えられたような気がする。

とても繊細で、黙って隣にいてくれるような人。

「ドラマ、どう?」
「わかんないことだらけだよ。でもなんとかやってる」

そんな会話をユノヒョンと普通にしてるのが、こんなに違和感があるなんて。

僕たちの距離は、一体どれほど開いてしまったんだろう。

会話が続かなくて、リビングが静かになった。

あんなに騒がしかったはずの僕たちは、今は笑うことすら出来なくなった。



口火を切ったのは僕だった。

「ねぇ、僕たちはまだ東方神起なの?こんなんで東方神起って言えるの?」

明らかに変わってしまった僕たちに、元に戻れる日はこない気がした。

「俺たち5人で東方神起だよ」

その言葉に

「5人でいないのに?」

だったらもうどこにも、東方神起はないんじゃないかと思った。

結局僕が納得できる答えは見つからない。

───東方神起って、一体なんなの?


その時、ユノヒョンが言った。

「東方神起は、俺たちが守っていくべきものだ」

守っていくべきもの。
僕たちが、東方神起であるだけじゃなく。

「東方神起は事務所や先輩たちががたくさんの犠牲を払って作り上げたものだ。東方神起がいる場所は、ここ以外にない」
「ユノは、俺たちより事務所を選んだってことだろ?」

落胆の色を滲ませた言葉に。

ユノヒョンは、ユノヒョンの中にある決意をもって、毅然とした態度で言った。


「事務所を選んだんじゃない。東方神起を選んだんだ。俺は、東方神起のリーダーなんだ」


この時、僕は思ったんだ。

僕の欲しかった答えは、ユノヒョンの中にあったんだって。



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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014/11/27(木) 13:08:07 | | [ 編集]

りこねぇ

鍵コメ 〇〇〇〇〇♪さん(ひらがな2文字ローマ字3文字)

初コメありがとうございますヾ(゚ω゚)ノ゛

なんかいろんなことやってるわりにはお金にならないことばっかりなアタシですがww

それでもアタシの書くものでみなさんがまた改めて東方神起を好きになってもらったりするならとても嬉しいです

いろいろ感じてくださってありがとうございます(〃▽〃)
ボチボチ更新ですがよろしくお願いします♪

2014/11/27(木) 22:24:22 |URL | [ 編集]

クッチさん

りこねぇさん♪こんばんは(^-^*)/

小説更新☆ありがとうございます(*^_^*)

この話を読んでいると、鼻の奥がツンと来ちゃいますね~←ちょっと涙もチョチョ切れました(T-T)

あの頃のチャンミン☆やユノヒョン☆の心境は、こういう状態だったのではないかな?と思えてしまいます。

あの大変だった時間を乗り越えて、今ユノヒョン☆とチャンミン☆は、ステージに立ち続けているような気がします。

りこねぇさん☆の小説の世界観がとても好きですよ~♪♪

この続きも、楽しみにしています(^-^)

りこねぇさん☆のペースで、書き続けてください(^-^*)/

2014/12/17(水) 18:16:46 |URL | [ 編集]

なぉ♫

りこさぁーん。・°°・(>_<)・°°・。

待ってましたよ

そしてお待たせしてにも気づかずすみません
リクエストしたくせに

。・°°・(>_<)・°°・。やっぱりリアリティありすぎですよぉ〜

ユノの決意が
ユノの一言がじんわりと胸に響いてしみてくる

私の1番好きになったユノの姿

想像でしかないけれど
どうしてこんなに強く優しくいられるんだろう
凛とした人なんだろうと思ったことが蘇ってきた

そしてチャンミンも
僕の欲しかった答えが〜



。・°°・(>_<)・°°・。

終わりが素敵すぎですよ

ありがとうございます
りこさんのペースで書いてください

待ってますから

でも〜ここに載った通知でもあれば良いのに
とズボラな私のつぶやき(笑)


2014/12/20(土) 06:16:52 |URL | [ 編集]

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